2022年、春。焼きたてのお菓子の香りが漂うキッチンで、今秋の限定商品に使う素材を研究するパティシエたちがいました。グランシェフパティシエの鈴木と、華やかなガトーを得意とするたまプラーザ店の山本、人気商品であるプリンの開発に携わったトリエ京王調布店の内藤です。
この日、3人はうかい鳥山のほど近くに養蜂場があること、L’ABEILLEの養蜂がそこで行われていることを耳にしました。「新作のヒントになるかも知れない」と考えた彼らは、はちみつのことを学ぶため高尾山へ向かうことに。
うかい鳥山から車を走らせること、約5分。山麓に軒を連ねるカラフルな巣箱が見えてきました。この場所こそが、L’ABEILLEが巣箱を保有する「明治の森 高尾国定公園」指定区域内の養蜂場です。ずらりと並んだ巣箱からはミツバチが盛んに出入りしながら、ぶんぶんと羽音が空気を震わせています。