この時に持ち帰ってきたはちみつは、採れたばかりの百花蜜。
L’ABEILLEの百花蜜は、高尾山麓や八王子市に点在する自社の養蜂場で春・初夏・夏に採取され、「東京はちみつ」という名称でL’ABEILLE店頭やオンラインショップで販売されています。
同じ場所で採れたはちみつでありながら、採取する時期によって風味も色も三者三様。季節の移ろいと共に蜜源も変わることから、見た目にも味わいにもはっきりとその違いがあらわれます。
春の百花蜜は桜や藤、菜の花の華々しい香りを含んだふくよかな甘さが特徴。
初夏はアカシアやトチ、ユリノキから採れる穏やかな香りとまろやかな甘みを感じ取れます。
夏はクローバーや栗から採れる、香ばしくコク深い味わいが魅力。
ミツバチがたくさんの花々から集めてきた蜜は、その季節ごとに個性あふれるはちみつとなって私たちを楽しませてくれるのです。
L’ABEILLEのはちみつを使ったお菓子作りに取り組むにあたり、この「東京はちみつ」3種それぞれの個性を生かしてみたら面白いのでは?と思いついたシェフたち。
採蜜体験を通して得た、“はちみつはミツバチがもたらした自然の恵みそのものである”という実感をもとに、3種のはちみつを用いてどのように表現するのがベストなのか?
アトリエうかいのスタッフたちと共にアイデアを描き始め、今回はL’ABEILLEコラボレーション商品ラインナップとして、クッキー・ドゥミセック・プリンを作ることに。