仕事を知る

Works

接客や調理、製造、販売など、多岐に渡るうかいの職種。
それぞれのセクションで研鑽を重ねるスタッフに、
日々の様子や、仕事のやりがいを聞いてみました。

東京 芝 とうふ屋うかい 接客

「あなたに担当してもらえて良かった」 と思っていただけるおもてなしの追求

説明会で料理長からの「料理が美味しいのは当たり前。サービスの方に料理人の想いも届けてほしい」というお話に感銘を受け、入社を決めました。おもてなしの心や所作、日本文化などいろいろな知識を身につけながら、お出迎えから案内、料理の提供を行っています。東京芝とうふ屋うかいでは婚礼をおこなっており、記念日に毎年ご来店されるお客様がいらっしゃいます。自分のことを覚えていてくださり、その度にお声がけいただけることがとても嬉しく、励みになっています。

新しく入社された方の研修も担当しており、教える時はなるべく相手に分かりやすく伝えることを心がけています。どこまでできるようになったのかを確認しながら、新しいことに取り組んでもらっています。接客をしていて私自身が感じた喜びや楽しさ、入社して良かったという想いを後輩たちにも感じてほしいと思います。

お客様はたくさんあるお店の中から選んでお越しいただいています。一人でも多くのお客様に「うかいで食事をして良かった」「あなたに担当してもらえて良かった」と思っていただけるおもてなしを、育てた後輩たちと一緒にこれからも追及していきたいです。

東京観光専門学校 卒業
2012年入社
チーフ主任

うかい鳥山 調理人

「お客様に感動をもたらす料理に携わる」

初めてうかい鳥山に食事に行った時に、料理とお店のスケールの大きさに鳥肌が立ちました。お客様を第一に考える精神に触れて、自分もここで働きたいと思いました。実際に働いていて、自分もお客様を感動させる一員として料理を作っていることに誇りを感じています。

うかい鳥山の名物でもある「佐久鯉の洗い」を担当しており、お客様の期待の大きい料理ということに緊張感が高まりとても気合いが入ります。お客様と直接話をする機会は少ないですが、自分の料理を運んでくれた接客の方を通じて「今までで一番美味しかった」といった言葉を頂いたことが嬉しかったです。

「優しさ・思いやり・感謝する気持ち・自分に厳しくすること」が料理人としての土台だと教わり、人としても成長することの大切さを今は強く感じています。ここでは努力すれば何でも経験することができる。料理人として成長できる環境だと思います。

エコール辻大阪 卒業
2018年入社

銀座うかい亭 調理人

「うかい亭初の女性マエストロ

銀座うかい亭に食事に訪れた際、鉄板焼きを担当してくれた女性のシェフに憧れ、うかい亭への入社を決意しました。入社前は敷居が高い職場だろうと思っていましたが、実際に働き始めると、先輩方もお客様もフレンドリーに接してくれるため、楽しく働けることを実感しました。現在は入社時の目標だった鉄板焼きを担当しています。お客様に見られているという意識を常に持ちながら、歩き方や姿勢、表情にも注意を払っています。

うかい亭は食材や食器はもちろん、お越しいただくお客様も素晴らしい方々ばかりで、一流の環境で仕事ができると感じています。さまざまな食材に触れ、経験を積むことができるのは、うかい亭だからこそと思っています。また、困ったことがあっても相談しやすい環境が整っています。それはお店がお客様を迎え入れるチームとして、日々コミュニケーションを取っているからこそです。

自分が仕事に慣れてきた頃、言葉遣いが良くなかったり、厳しい口調で話してしまうことがありました。そのようなとき、先輩から「もっと謙虚な気持ちを持つように」とアドバイスを受け、自省しました。客観的に自分を見て、声をかけてくれる先輩方がいることは非常にありがたいと感じました。自分自身を変える決意をし、先輩方の期待に応え、失望させたくないという想いで努力しました。まだ克服すべき点はありますが、変わることができたことに自信を持っています。

やりがいを感じた出来事の1つとして病気の回復後にご来店いただいたお客様が、自分が調理したステーキを食べて「こんなに美味しい食事は初めて」と涙ぐんでくださったことがありました。その瞬間、私も感極まって涙しました。その後、何度も私を指名してご来店くださり、自分に会いに来てくださるお客様がいることに心からの喜びを感じています。

将来の目標は「うかい亭初の女性マエストロになること」です。この目標を周囲に公言し、多くのことを学んでいます。鉄板調理の技術を更に磨き、先輩方の知識を吸収し、お客様が私に焼いてもらいたいと思っていただけるよう、努力を続けたいと考えています。

※マエストロとは・・・
「うかい亭」における鉄板料理のスペシャリストの称号です。うかい料理の追求とおもてなしの心を実施している料理人から、その技術と心を伝えていく強い志を持った料理人に対して与えられます。海外を含め8店舗ある「うかい亭」において、約100名強の料理人のなかで6名がこの称号を取得。日々、鉄板料理の調理技術の向上とおもてなしの心の伝承に努めています。

辻調理師専門学校 卒業
2018年入社

六本木うかい亭 サービス

「唯一無二の存在になれるように、 日々サービスの仕事に一生懸命取り組む」

自立進学制度を利用して調理の学校に通いながら、2年間銀座うかい亭でアルバイトとして勤務していました。先輩の接客をする姿に憧れ、自分もこうなりたいと思い、調理ではなくサービスの道を選びました。直接お客様と接する仕事をしたいと思っていたことも大きかったと思います。

実際にメニューの説明を任されたときは、お客様の笑顔や楽しそうな雰囲気を近くで感じることができ、とても嬉しかったです。

サービスの質を高めるためにはお客様との会話の仕方や料理、食材、お酒などもっと多くの知識を身につける必要があると思っています。まずはソムリエの資格取得を目指して勉強を始めました。そしていつか六本木うかい亭になくてはならない存在として、お客様から「このお店を選んで良かった」「また来たい」と思っていただけるようになりたいです。

武蔵野調理師専門学校 卒業
2019年入社

Atelier UKAI 八王子工房
製造

より多くの方々へ、 美味しいお菓子を 届けるために。

うかい各店で販売する焼き菓子などの開発・製造を行う工房の責任者として従事しています。商品の企画からスタッフ管理まで幅広い業務を担当しています。

「レストランの焼き菓子」ということを意識し、材料や鮮度にこだわった季節の商品などの開発を行っております。より多くの方に商品を購入いただけるように無駄のない生産と効率の良い体制構築に取り組んでいます。

製造したお菓子が商品としてお店に並んだ時や、結婚式などの大切なイベントの引き出物として商品を使いたいと言われた時は、喜びもひとしお。この仕事をしていて良かったと思います。

専修大学・東京製菓専門学校 卒業
2011年入社

箱根ガラスの森美術館 レストランスタッフ

美術館にあるレストラン だからこそ、できることを。

昔から美術館が好きで、美術館に携わる仕事を探している中で出会ったのが箱根ガラスの森美術館でした。第一印象は「みんなが優しい」その時感じたアットホームな雰囲気は今も変わりません。

現在は美術館内のレストランでホールスタッフとして、お客様の接客やドリンクの提供を担当しています。働いていて一番感じることは、どの部署のスタッフもお客様に対して一生懸命。どうやったらお客様を喜ばせることができるのかを常に考えています。お客様に目を配り、コーヒー1杯も食後のちょうどいいタイミングに最高な状態で提供するにはどうしたら良いか。想像したよりも頭を使う仕事です。だからこそ、お客様から頂くお褒めの言葉がとても嬉しいですね。

ここには「レストラン学芸員」という制度があります。「お食事にいらしたお客様と作品についての会話を楽しめるように」という館長のお考えです。シェフからも「美術館の中にあるレストランなのだから、展示作品のことも知っておこう」と言われており、私自身も機会を作って勉強しています。 これからも日々学びながら新しいことに挑戦し、お客様にまた来たいと思っていただける存在になりたいです。

駒沢女子大学 卒業
2018年入社